今日は101歳のご利用者様。
ご自宅で最後を看取られるという事で病院を退院して自宅に。
ご本人は、ご家族が声をかけても、目はつむったままで、明確な言葉での反応や発語はありませんでした。
家族さんは、「わかってるかな❓」「病院のが手厚いしね。病院のが良かったかもわからないけど。」
と仰ってました。
そんな時、私はいつも思います。
実家の匂いってありますよね⁉️
帰省した時に、なんか懐かしくなるあの匂い。
間違いなく、それを感じられると思うんですね。だから、その事を伝えました。
他にも、施設の現場職員のころ、全く発語がなく、声かけにも、反応があまりなく、
食事も全介助の方がいらっしゃいました。
その方の介助をしながら、はっ。と気付かされたのが、食堂ではコップからお茶を飲まれる、
でも就寝時には歯磨きを終えた後に、コップから水を口に注がれたら、
クチュクチュっとして、ペッと吐かれるんです。
介助されて口に注がれた水分というところまでは、一緒ですが、
飲むものと、吐くものとして認識されてるんです。
声かけに反応も、発語もない方でも、場所の理解なのか、どこで判断されてるかまでは、
わからないですが、その違いを理解されてたんです。
分からないと決めつけない材料というのは、日々の色んなところに転がってるんだなあ。
ということは、あらゆる事が理解されてるんじゃないか⁉️ってなっていくんですよね。
介護士の専門性ってこういうところにも出るとおもってます🤔
そういう視点を忘れたくない‼️
だからこそ、今回もご家族様に「きっと、断片的でもなんでも、ご自宅である事は
理解されてると思います‼️」とお伝えしました。
願わくば、その家に帰られた後の支援にも携わりたいですが。
タクシーのうちは難しいですね。
でも、ご家族の優しさに触れれて、また一つ良い経験ができました。
ありがとうございました😊